大きな川に行った。
風はちょうどよく、あたたかだった。
日曜日なのに、ジョガーがたまに通るほかは、ひと気もない。
あふれる光のなかで、薄紅いろの川津桜がいっぱいに咲いていた。まさに見頃だった。
染井吉野は、まだだけれど、気持ちは春爛漫になった。

川のすぐそばに小さな神社があった。お稲荷さんだった。
その前、川をずっと見渡せる場所におあつらえむきのベンチがあって、そこに座ることにした。
コンビニのおにぎりを食べ、ビールを飲んだ。そしてそれぞれ、銘柄の違うマルボロをくゆらせた。Sさんはアイコス、本数は多い。私は赤のソフトパック。本数は減ってきたけれど、別にやめない。

ボクシングの探偵相談のことを話してくれた。
ネリはドーピングに始まり今回の体重超過での試合、ダーティだけれど勝てばいい世界なのだと。